第6回ミニむらさき会
木々の葉も色づきはじめ、日一日と秋の深まりが感じられる頃となって参りました。
四月に第一回の「童謡で健康に♪」を開催させていただきましたが、とても気持ちよく体の中から声が出て、参加者全員の素敵なハーモニーとなりました。
第二回目は少しぜいたくに摩耶さんのピアノ(キーボード)と、西さんの生のチェロ演奏をバックに、秋と冬の歌を大きな声で一緒に歌いませんか?
日 時 11月29日(木)午前10:30〜12:30
(11月は都合により29日の第4木曜の営業はお休みとなります)
場 所 福原薬局 2階
テーマ 第2回 童謡で健康に♪
講 師 摩耶あきらさん (岸和田市在住)
チェロ演奏: 西規子さん (貝塚市在住)
会 費 500円(お茶とお菓子を準備します)
お土産 松寿仙1本
◆童謡で健康に♪
摩耶さんのお話によると「音楽は人の細胞膜を突き破って、直接細胞に入ってくる」とのこと。音の振動で身体が活性化され、出るものと入るものの新陳代謝がとても良くなるそうです。
「身体が喜ぶ歌」「身体が歌いたい言葉」「身体が歌いたいメロディー」。
そんなことを探りながら一緒に声を出してみませんか?流れが良くなり心と身体の目詰まり解消も間違いなし!
★チェロの生の音色を楽しんでくださ〜い!
包み込まれるような豊かな音色、広い音域で多彩な役割を演じ分けるチェロ。その艶やかな低音は多くの作曲家たちに好まれ、アンサンブルやオーケストラだけでなく、ソロ楽器としても数々の歴史的な傑作が生まれています。
またチェロの音色は人の声に似ているとも言われますが、体に触れて演奏するため、楽器の振動が身体に伝わり疲れが回復する効果もあるようです。
第7回ミニむらさき会
立春明けの2月7日(木)に今年初めてのむらさき会を開催いたしました。
今回はこの時期にだけ入手できる生地黄を使った地黄粥を召し上がっていただきました。
地黄は漢方薬ではよく使われる生薬です。アカヤジオウという植物の薄茶色をした根茎で、味は少し甘みがあり、茹でると黄色っぽくなり、サツマイモのような色になります。
寒さに最も弱い臓器が「腎」で、冬の時期は「腎」が大変傷められやすくなり、年の初めに地黄粥を食べると腎気を高め、邪気を払うとのことで、これを食べる習慣が続いてきました。
腎気の衰えは腎虚といって、簡単にいえば老化のことですが、その症状は頭・耳・下半身に現れやすく、
物忘れが多い
抜け毛、白髪がふえたり
聴力低下、難聴、耳鳴り
足腰がだるい、腰痛
頻尿、または尿が出づらい
精力減退などの生殖機能のおとろえ
このような特徴的な症状がおこってきます。
地黄には主に補血と補腎作用があります。
そのため婦人薬や高齢者の保健薬のように使われる漢方処方の八味地黄丸などにも含まれるポピュラーな生薬です。
第8回ミニむらさき会
元気が出る言葉の使い方
「プラス思考」「前向きに生きよう!」などとよく言われますが、漠然とした表現なので、実際どうしたら良いのかわかりにくいものです。そして現実には物事の捉え方、考え方に、その人にとってもっとも楽で安心なパターンが染みついていて、なかなかそこから抜け出せないことが多いです。
何か叶えたい目標や夢があるときあなたはどうしますか?
「どうせ夢など叶いっこないから、ダメダメ無理」と否定しますか?
「だんだん年を重ねてきて、今さら夢など思いつかない!」という感じですか?
日頃あなたが何気なく使っている言葉や質問の仕方などに、目標を叶えるための大切なエッセンスが含まれています。また夢を叶えたいと思いながらも、片方でそれにブレーキをかけてしまっていて・・・、そのことに気づいていないこともよくあります。
今回のミニむらさき会は、それぞれの人が自分の五感を使いながら目標を叶えたり、問題を解決するための道筋をNLP(神経言語プログラミング)のマスタープラクティショナーとして福原陽子が、お手伝いをしたいと思います。
自分の胸の中に何でも叶えられる『ドラえもんポケット』をお持ち帰り下さいね。
そして今月は体が冷えて体力が落ちているときに、体を温め、気力を高める薬膳料理として作られる参鶏湯(さむげたん)をご用意します。
一緒にお話ししながら、参鶏湯をお召し上がりください。
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日 時:3月7日(木) 午前11時〜13時
場 所:福原薬局店内か2階
会 費:¥500
お土産:松寿仙1本
◆本格的な参鶏湯は、鶏を丸ごと一羽で作ります。鶏のお腹の中にもち米を入れ、朝鮮人参やなつめなどの生薬と一緒に煮込みます。家庭で作るのは大変なので、今回は鶏の骨付き肉と鶏もも肉を使い、家庭でも簡単に美味しくできる方法にします。
コラーゲンたっぷりで体に良い滋養にあふれた贅沢な味わいが女性に人気です。食べた翌日のお肌が違います!
第9回ミニむらさき会
中国で鳥インフルエンザが流行しています。
関西方面には中国からの観光客も多く、対岸の出来事だと楽観できない現状があります。
3年前に騒動となった新型インフルエンザをはじめ、人類の歴史は、感染症との闘いとの
ことなので、生きている限り、自分で防衛していくしか方法はないようです。
そのため各種インフルエンザについて、正しい情報を持ち、どのように対処するかを日頃
から考えていくことが大切です。
6月のミニむらさき会はインフルエンザについてお話を聞いていただきます。
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場所:福原薬局店内
日時:6月6日(木) 10:30〜12:00
講師:?JHC 長谷川智一 先生
会費:無料 お土産としてLEMあめ1袋+LEM600
第10回ミニむらさき会開催しました
例年より早い梅雨明け、そしていきなりの猛暑。1年1年と暑さが厳しくなって来ているように思います。
東洋医学では「立秋」(8月8日頃)から「霜降」(10月24日頃)までの6つの節気を『秋』に分類します。
秋になると猛烈な暑さもなくなり、気分が落ち着いてきますが、私たちの体の中でも、暑さで消耗した体力が次第に回復し、生理活動も徐々に安定してきます。
秋は体内の各器官・機能の休息と調整の季節といえますが、健康に影響を及ぼす多くの要素があり、また夏に消耗したものを十分に補充することも重要です。
この時期こそしっかり養生を心がけることが大切です。特に子供やお年寄り、慢性病などで体力の衰えている人は注意が必要です。
今回はちょっと知っておけば慢性病の予防にもなるような、東洋医学の秋の養生法を薬剤師の福原陽子がお話ししました。
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日 時 9月5日(木)午前10時30分〜12時
場 所 福原薬局 2階
テーマ 24節気に合せて健康に「秋の養生法」
会 費 無料 お土産として紫華栄10包
春に次いでこの時期は季節の変わり目をカラダが敏感に感じて不調を起こしやすい時です。
また慢性病の発症も9月は1年中で最も多いと言われています。
夏の疲れを引きずることなく、スッキリと次の季節に進めるように、小さいことでも日常の養生をしながら元気でお過ごしいただきたいと思います。
◆夏の特徴
?湿熱:高温多湿。
暑熱に対応して身体は発汗しますが、多湿のため汗が気化されにくく、ベタベタの汗になります。
体温を低下させるために要する発汗量が多くなり、エネルギーの消耗を招き、夏バテになりやすい。
?寒:意外にも寒。エアコンなどによる乾燥した寒、冷たい飲食物による湿った寒があります。
?寒熱交錯:高温多湿の屋外と、冷房の効いた室内を行き来することで起こります。
最近では日本の気候が亜熱帯化の傾向にあり、暑さから一転、急激に冷え込み、自然環境によっても「寒熱交錯」になることがあります。
以上、3点が日本の特徴で、こうして初秋になると体調不良が起こってきます。
◆初秋の体調不良について
どのようなことが体の中で起こってくるのでしょうか?
●猛暑の後遺症
夏の暑さは心臓に負担をかけてきました。気温が上昇すると発汗量が多くなりますが、発汗は心臓に大きな負担になります。
●「脾」が弱ります
暑いからと言ってガブガブと冷たい飲みものを取りすぎると、この「脾」の働きが弱って、摂取した水分の代謝が悪くなり、体内に湿気が残ってしまいます。
これを「痰湿」といいます。
●「脾」が弱ると「肺」も弱ります
秋は「肺」に負担のかかる季節で、体内に溜まって湿気は濃縮されて「痰」となり「肺」の機能を阻害します。
こうして発症するのが「気管支ぜんそく・呼吸困難・咳・くしゃみ・鼻水・鼻づまり等の鼻炎症状」なのです。
秋は必ずと言ってよいほど「肺」と「鼻」の症状が多く発生します。
◆秋に発症しやすい病気と治療
●肺の病気とその症状
漢方医学では「肺は呼吸をつかさどる、肺は鼻に通じる、皮膚は肺に属する」などの理論があります。
つまり呼吸器疾患、鼻の病気、皮膚病などはすべて肺の病症としてとらえているのです。
●風邪を引きやすい
風邪は外部から身体に侵入する病邪の一種です。風邪を引くということは体がこの病邪によって侵されたということです。一般に体力のある人にはこの病邪を跳ね返す力があるので、カゼにかかりにくく、またかかっても治りやすいのですが、体力のない人は、病邪にたいする抵抗力が弱いため、すぐに風邪に侵入されてしまいます。
●咳が長引いて治らない
咳は肺の呼吸機能が何らかの影響で正常に働くことが出来なくなって、発する呼吸器症状なのです。
咳が長引いて慢性化すると、肺の機能そのものが弱ってしまい、その影響が全身に及んで、体力・抵抗力・治癒力などもみな衰えて、ますます治りにくくなります。
●慢性鼻炎・アレルギー性鼻炎
鼻の働きが肺の機能と密接な関係があり、慢性鼻炎・アレルギー性鼻炎・蓄膿症などの鼻の病気は肺の働きが正常でないために発生します。
●乾燥肌
鼻・喉の乾燥と同様に、皮膚の荒れも同じ呼吸器系の(内側の皮膚と外側の皮膚の違いだけ)潤い不足です。
●老人性皮膚搔痒症
この症状は一般に高齢者や体質虚弱の人に発生しやすく貧血(漢方医学では血虚)が原因になっていると考えられます。
かゆみがあり、掻けば掻くほどかゆみが強くなり、皮膚は粉をふいたようになり、掻きむしって出血するようなこともあります。
●夜間頻尿
夜間頻尿も秋から冬にかけての気温の低い時期に多発する傾向があります。
夜間頻尿という病症は基本的には腎臓の働きが弱ったために、膀胱の尿の貯蔵と排泄の働きを調節することが出来なくなって引き起こされるということになります。
●便秘症
人によれば一年中便秘症で悩んでおられる人もいらっしゃいますが、一般的には便秘は秋から冬にかけての空気の乾燥する季節に発生し、悪化しやすい傾向にあります。
秋から冬にかけての気候の変化、すなわち気温の低下と空気の乾燥によって、腸管の潤いが不足し、その結果便も乾燥しやすくなり、硬くなりやすくなるからです。
◆秋の体と冷えについて
10月になるとだんだん冷えという問題が出てきます。
●冷えの影響による症状
身体は冷えると、背骨・頸椎・腰椎がねじれる・縮む傾向があります。
腰がねじれると泌尿器(腎臓など)が影響を受け、体が重い・だるい・こわばる・鼻水・鼻づまり・喉や耳の痛み・下痢・小便が近くなるなどが現われます。
冷えるということに対しては充分は注意が必要で、特に首や足を冷やさないことが大切です。
●寝冷え
特に注意しなければならないのは寝冷えです。
●秋の冷え対策
冬に向かっては早めに早めに布団を厚く(多く)したり、厚手のカーテンをしたりと冷えない為の工夫が必要です。そしてその方が早く冬用の体に変化できるのです。また布団はこまめに干して湿気を含まないように気を付けましょう。
【入浴による冷えの解消法】
秋の冷えで一番体に影響するのは、寝冷えで、朝方などに急激に気温が下がり、気が付いた時にはもう体が冷えてしまっています。明け方の冷えによって皮膚が急激に縮み、皮膚が縮むと同時に筋肉もこわばります。また体の中では血管も縮んで固くなってしまい、そのことで秋は血圧の変動が増える時期でもあります。
◎朝の入浴
寝冷えによる症状を解消するのは朝ぶろに入ることが一番良い方法です。
冷えによる体の変調に対して、即効性があり、一日をすっきり気持ちよく過ごせます。
◎足湯
「朝風呂はちょっと・・・」という方は、朝起きてすぐに部分浴で足を温めるだけでも効果があります。
着衣のまま、くるぶしまで隠れるようにお湯を入れ、お湯の温度は入浴温度より2度ほど高くし、出した足が赤くなっている程度の熱さでないと効き目がありません。
冷めないようにさし湯をしながら、両足が同じように赤くなっていればふき取って終わりです。
◎膝湯
やり方は足湯と同じですが、ひざ上まで入る深さで行います。
お風呂で行うのがやり良いと思います。
下痢などのお腹の調子が悪い時に行うと効果があります。
◆秋の養生
秋の3ヶ月を容平といい、万物が実を結ぶ時で、すべて引き締まり収納されるときです。秋は陽気(体を守り、活動力を出す気)も体内深く収納される季節です。そのため生命力も身体の内側に収納し始める季節で、春や夏に比べると「身体」も「心」も少しおとなしく過ごすことが自然と調和する方法だと言えます。
また乾燥する時期ですが、これは体表から陽気だけでなく水分も逃げていくためです。
◆秋に実行したい4つのポイント
?まめにうがいする
喉の粘膜を乾燥させないように喉を潤す程度の水分補給とうがいは必要です。
?鼻呼吸を心がける
細菌やウィルスは口から侵入し易いもので、特に夏場の呼吸数が多いままだと、それだけ感染の確率は高くなります。
鼻呼吸は、鼻毛や鼻腔内の繊毛上皮がフィルターの役割をして異物が侵入するのを防ぎます。口呼吸は意識しないと気付かない方もいますが、ぜひ、鼻呼吸に変えてみましょう。
?首筋を冷やさない
暑い日でも、用心のために首筋を冷やさないように薄手でもいいので、直接首筋を風に当てないよう(冷やさないよう)にタオルや上着等を用意しましょう。
?腎臓の負担を減らす
夏と同様に冷たいものやビールなどを飲み過ぎると、腎臓の疲労を招きます。]]>